この物語を目にしたきっかけ

1度、目が通りすぎたあと「ん?」となる。

目が戻って見返すと、やっぱりそれが気になる。

それを探そうとしてはなかったのに。

知らぬ間に反応している。

一瞬で見つけ出す。
 

そういうときってありませんか?
 

街路を歩いているとき。
店内をブラついているとき。
電車に乗っていても、高速を走っていても。
なんとなくネットを見ているときでも。
noteで『 紀元前九十二年、ヒダカの海を渡る 』を読みはじめたときも、そのようなきっかけでした。
 

“ ヒダカの海 ” というのは、初めて目にしました。
が、日本海だろう…とは、なぜか想像がついたのです。
 

とすると、縄文の末期、日本から大陸へ渡った人の冒険、という世界観も浮かんできました。

紀元前九十二年、ヒダカの海を渡る 』は、全部で217話の長編。

1ページは2000文字ほど。

ブックマークして少しずつ読み始めました。
 

主人公は、19歳のナオト。
里では名を知られる土器作りの名手。
 

彼は、一度見てみてやれと大陸に渡ります。

今でいうと、青森の十三湊から、ロシアのウラジオストクに。
 

その地の言葉を覚え、馬を知り、戦を知る。
製鉄を知り、鋼の剣を作る。

さらに大陸の内部に向かう。
 

紀元前92年の初夏から、紀元前90年8月まで、月単位で続いていきます。


小説ではあるのですが、実際に見てきたかのようなリアルな描写もある。

『紀元前九十二年』という年にも、興味を抱いていたのもきっかけです。
 

この年は “ 史記 ” が書かれていたころ。
古代の歴史には詳しくはないのですが、その年だけはピンポイントで知ってました。
 

“ 四面楚歌 ” の垓下の戦いが紀元前202年。

それから漢帝国が樹立されて、100年余りが経ったころでも。
 

もし、この年を…?
縄文人が目にすると、どう見えるのだろう…?
 
そんな疑問があったのもたしかです。
 

で、本になったときは『 縄文の末裔 ヒダカの海を渡る 』と変わりました。

このタイトルもしっくりきてます。
 

私は縄文の末裔だと思ってますし、冗談まじりに「祖先は縄文人」と笑い話をしたこともありました。

『縄文の末裔』には、現代に通じる長い時間を感じてます。

そういうところでいうと。
もうひとつのきっかけは “ 土器 ” ですね。
 

縄文から弥生にかけての土器の欠片が、母の実家の畑の地表には多く転がっていたのです。

誰も興味を持たない中、小学生の私だけは拾って集めてました。

地下には古代の集落があったらしい。
後年になってから発掘調査が行われました。

2000年前、もしくは3000年前、あるいは4000年前。

誰かが、この土器を作った。
 
どんな人なのだろう?
なにをしていたのだろう?
どこにいったのだろう?
 

そのうちの1人が、この物語にいた。

ロマンではないですか。
 

こういったのって、やはり好奇心からくるのでしょうね。

どこから、いつから、あるのでしょう。

知らずに潜んでいて、いきなり一瞬で人をつかんできて振り回すのです。

『紀元前九十二年、ヒダカの海を渡る』の風景を

この物語は、2通りの読み方があります。
 

ひとつは、2冊の本で読む。

縦書きの活字で、ページをめくって。
 

もうひとつは、元となる note で読む。

『紀元前92年、ヒダカの海を渡る』として、217ページを写真やイラストを交えて。


ここでは、noteの写真とイラストを31点選んで、シーンを抜粋してみました。
3ページに分けてあります。

≫≫ 主人公ナオトの旅の風景に触れてみてください - ヒダカから大陸へ渡る

≫≫ 主人公ナオトの旅の風景に触れてみてください - 西へ進んで匈奴国へ

≫≫ 主人公ナオトの旅の風景に触れてみてください - 鉄を打ち鋼をつくる

物語の中で生きる人びと

どんな時代だったのか。
どんな暮らしだったのか。
人びとはどんな想いで生きていたのか、とか。

そんなこと想像しないですか。

本は上下巻で609ページ。
登場人物いろいろ。

≫≫ そっと覗いてみてください(制作中)

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