差し木をして増やしてます
読書するときって、どんなときです?
私は、少し疲れているとき。
気力も体力も充実しているときは、かえって読めないものです。
読書よりもやりたいことがある…そう思ってしまう。
書店の店主としては困った話ですが。
だからか、読むペースが遅いのです。
ページをめくっては、また戻ってみて。
読み返してみて、心の中でつぶやいてみて。
ざわざわしている気分だったりもします。
もやもやしていたり、昂ぶりが残っていたり、なにかに急かされているようだったりも。
もし、お客さんもそんな読書だったなら。
ふとページから目を上げたときに、木々が目に入るようにするのがおススメです。
葉や新芽は、静かに確実に成長しているのに気がつくはず。
イスから立って水をやり、ひと呼吸して、また座る。
そういう間が気分を鎮めてくれる。
自分の読書のペースを、木々で測れる。
そう思って、鷹の巣書店では挿し木をして増やしてます。
コルジリネ、ガジュマル、オリーブの、たった3種だけ。
それらを紹介します。
コルジリネ
まずこちら、コルジリネ。
" 読書の仲間 " になる木です。
勢いよく葉を広げるのが読書には心強い。
弱い日差しであっても、半日陰であっても、まっすぐ上へ上へと伸びていきます。
葉が順番に広がっていったその根元がやがて幹になっていく。
新しい葉が出て古い葉が幹へと変わる。
原産地の南の島では、魔除けの木として “ ハッピーツリー ” と呼ばれているとのこと。
この葉勢を見ると納得できます。
日本名は千年木。
いい本を長く残したいという鷹の巣書店の思いにも、どこか通じている気がする…とこじつけました。
花言葉は『爽やかな交際』。
商品名はパンチを効かせて『ドロドロの交際をした人が育てたコルジリネ』としてみました。
最終的には爽やかさが勝つという、少しややこしい意味を込めています。
緑と赤の葉があります。
緑の葉は10年前、赤い葉は5年前、そこから育てている木から刺し木しました。
筋が入っていたり、色の濃淡があるので、購入ページの写真でお確かめください。
ガジュマル
次はこちら、ガジュマル。
こちらは " 読書のライバル " かも。
読むペースに対抗してくるようにグイグイと枝を伸ばすからです。
艶がある濃い葉をわさわさと茂らせます。
少々水やりを忘れても大丈夫。
忘れがちの人にはぴったりの木です。
水をやりすぎても根腐れすることもなく、虫がつかないというタフな木です。
10年前から育てている木から、挿し木をしました。
花言葉は『 たくさんの幸せ 』。
そう名付けられたのは、やはり生命力があるからでしょうか。
商品名は『 しぶとい人が育てたガジュマル 』となっております。
この木はライバルですから。
他の人は追随できないという対抗心を少し込めてみました。
そうそう。
幹が団子状に太くなるのが特徴のガジュマルですが、鷹の巣書店のガジュマルは挿し木で育てているため、そこまで太くはなっていません。
枝ぶりや葉勢など、購入ページをお確かめください。
オリーブ
最後はオリーブ。
この木は、“ 平和な読書家 ” といえばいいのでしょうか。
鷹の巣書店のお客様のような。
花言葉が『 平和 』ですし。
それに、実をつけてオイルもとれる。
自分のペースで読書を続けていたら思わぬ実りがあった、そんな風にも感じられますね。
このオリーブも、10年前から育てている3本が元となっています。
そのうち1本は5年前に地植えしたのですが、わさわさと育って3メートルほどの高さになりました。
冬でも葉を茂らせて、1年中緑でいてくれます。
で、このオリーブだけが…。
挿し木は成功していないんです。
1年目は20本、2年目は50本、挿し木してみましたが全滅でした。
これらのことから、商品名は『 自分だけが平和になっている人が育てたオリーブ 』としてみました。
3年目の現在は100本に挑戦しています。
どうなることか。
専門業者から仕入れた方が早いのでは、という話ですが…、ほっといてください。
というわけで、挿し木が成功するまで、少々お待ちください。
鉢植え

窓際やベランダで、陽をたっぷり浴びせて育てたいなら、この鉢植えが向いています。
素焼きの鉢に、観葉植物専用の土を入れました。
大きめに育ちます。
窓枠に置けるサイズの5号鉢を商品にしました。
>>> 素焼きの鉢に、観葉植物専用の土を入れました。(近日UP予定)
ハイドロボール

机の上、棚の隅、そんな小さなスペースで育てるならハイドロボールです。
育ちは小ぶりにはなりますが、ずっと距離は近い。
コルジリネも、カジュマルも、ハイドロボールで育ちます。
>>> ガラスキューブとハイドロボールを合わせました。(近日UP予定)
ウォルナットの小物

あれこれと小物を作りました。
色はウォルナットで。
緑がよく映えます。
>>> カラーはウォルナット、柔らかな木目、そんな小物に濃い緑の葉が合います(近日UP予定)
| トップページ | この書店のこと | 購入 | お問い合わせ |
■ 本 - | この物語を目にしたきっかけ | 主人公ナオトの旅の風景に触れてみてください - ヒダカから大陸へ渡る - 西へ進んで匈奴国へ - 鉄を打ち鋼をつくる | 物語の中で生きる人びと(制作中) |
■ 選本 - | ネタバレ読書感想文になります(制作中) |
■ 観葉植物 - | 差し木をして増やしてます | 鉢植え | ハイドロボール | ウォルナットの小物 |
■ 本棚 - | といいながら制作中です |